【ばりそいの成り立ち】

私は5人きょうだいの賑やかな家庭の中で育ち、近所には親戚も多く、色んな方に見守られながら生活をしてきました。

結婚を機に一転、転勤族の夫に付いて回る、夫以外は頼れる相手がいない知らない土地での生活が始まりました
その中での妊娠・出産・育児と初めての経験から感じた事の一つに『遠くの親戚より近くの他人』があります。
他人と言うと冷たい感じはしますが、他人だからこそ胸の内を話す事が出来たり、頼る事が出来る場面もあると私は思います。

人見知りが強い私は、極力他人との接触を避け、病院・幼稚園・学校・自治会と最低限の関わりが精いっぱいでした。

人と深く関わる事が怖くて、関わり方が分からなくて、初めての場・人・行事に触れた日は必ず帰宅後に頭痛に襲われ寝込んでました。

そんな鎧でガチガチに固められいつも気が張っている私を、気が付けば寄り添い、見守ってくれる人達がいました。
それはご近所さんであったり、役員活動仲間・幼稚園や学校・お稽古事・病院の先生。
家族・親戚・友人を超えた社会の繋がりです。

困った時や助けが必要な時の直接的な援助もそうですが、何より、何かあった時には頼れる人・場所があるんだという安心感は
私の生きる力を強めてくれたと思います。

転勤生活、香川県2年・神奈川県10年・愛媛県14年目突入、の中で
私たち家族に寄り添い、支えてきてくれた方々、社会への恩返し、感謝の気持ちを形にしたいと思い
今、私に出来る事!これからしていきたい事!として、ばりそい立ち上げました。

愛媛県の いまばりで よりそい サポートを。恩返しの第一歩です。

子育て中に困り事や孤独を感じた時、それは社会への繋がりが持てる良い機会です。
ひとりで抱え込むことなく、ばりそいという場所を思い浮かべてもらえたら幸いです。